詳細

丸のあそび
 ( マルノアソビ )

技法 油彩
素材 合板,油絵具
大きさ 155.7×91.5
制作年 1958(昭和33)
作家名 瑛九
作家名フリガナ エイキュウ
所蔵館 美術館
[瑛九]の油彩画は晩年の3、4年に制作意欲が爆発したようにその作品数も増え、質の高まりを増してくる。[デモクラート美術家協会]の解散によって団体活動からも解放され、油彩作品制作一筋の生活に入る。そして、この時期の[瑛九]は、「[モンドリアン]の追求力には圧倒される。」などと[池田満寿夫]に手紙を送っている。[瑛九]は同じ所にとどまることをしない。絶えず作品は変化し展開していく。この作品は、画面いっぱいに様々な色の丸を敷きつめている。小さな丸の色は、それぞれが独立しているようであるが、作品の前に立つと、それぞれの色はとなりの色と響き合い、見るものを不思議な世界へ誘いこんでくれる。このあと、作品は丸がさらに小さくなり、微細な[点描]による作品へと発展する。

関連情報

瑛九  ( エイキュウ )
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作家名 瑛九
フリガナ エイキュウ
生地 宮崎県宮崎市
生年 1911(明治44)
没年 1960(昭和35)