詳細

宮崎郊外
 ( ミヤザキコウガイ )

技法 油彩
素材 カンヴァス,油絵具
大きさ 72.5×90.8
制作年 1943(昭和18)
作家名 瑛九
作家名フリガナ エイキュウ
所蔵館 美術館
この作品が制作された昭和18年の8月に[瑛九]は、栃木県真岡の[久保貞次郎]の家に滞在している。この年、この[印象派]風な作品から制作を進めて[フォーヴ]ィスムそして[キュビスム]に移行し10月には宮崎に帰り、画風は抽象へと展開する。この作品は、サインによると3月頃に制作しているので、おそらく真岡に行く前であったろう。画面は[点描][印象派]的な傾向の強い作品となっている。親子であろうか、手前に子供を連れた女性とその右には花束を持った女の子がいる。その奥には、[イーゼル]にカンヴァスを置き、風景を描いている画家とそれを後ろからみている女の子がいる。のどかで平和な風景を、柔らかい暖かい色調で描いている。この作品からは、戦時下の重苦しい空気はみじんも感じられない。

関連情報

瑛九  ( エイキュウ )
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作家名 瑛九
フリガナ エイキュウ
生地 宮崎県宮崎市
生年 1911(明治44)
没年 1960(昭和35)