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バッタ
 ( バッタ )

北川民次「バッタ」
技法 リトグラフ
素材 紙,インク
大きさ 22.4×34.4
制作年 1958(昭和33)
作家名 北川 民次
作家名フリガナ キタガワ タミジ
所蔵館 美術館
メキシコでの生活が長かった北川民次は、メキシコの一種族が祖先の象徴として祭っていたというバッタを好んで描いている。北川はメキシコの農村に暮らす素朴な人々の生活や習慣などに強くひかれていた。北川の描くバッタは、ある時は北川自身の分身として描かれたり、社会風刺の象徴として描かれたりする。バッタは小さいけれども、群をなすと一夜にして農作物を食い荒らし飢饉をもたらすことがある。力強い黒い線で描かれたバッタは素朴で生命感にあふれているが、人間の力の及ばない自然界の恐ろしさをも暗示しているかのようである。

関連情報

北川 民次  ( キタガワ タミジ )
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作家名 北川 民次
フリガナ キタガワ タミジ
生地 静岡県
生年 1894(明治27)
没年 1989(平成元)