詳細

窓辺の猫
 ( マドベノネコ )

技法 メゾティント
素材 紙,インク
大きさ 23.3×30.3
制作年 1952(昭和27)
作家名 長谷川 潔
作家名フリガナ ハセガワ キヨシ
所蔵館 美術館
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 石造りのヨーロッパ建築の窓辺には、壁の厚さ分のくぼみができる。そこは室内と戸外をつなぐ空間であり、光が通る小さなトンネルである。第2次大戦の傷もいえた昭和25年頃から、長谷川は好んで窓を描いた。窓外の風景を描いたものと、くぼみの空間に花や人形、ボールなどをあしらった静物画と、2つの趣向の作品がある。
 窓越しのおだやかな光と白いボールと猫。ありふれた光景なのに、幾何学的で端正なフォルムとこの上なくデリケートな陰影のためか、神聖な雰囲気が漂う。四囲をめぐる花飾りに守られたこの窓辺は、現実と非現実の間にあって、こちらの世界を静かに見つめ返している。

関連情報

長谷川 潔  ( ハセガワ キヨシ )
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作家名 長谷川 潔
フリガナ ハセガワ キヨシ
生地 神奈川県
生年 1891(明治24)
没年 1980(昭和55)