耳川中流域の諸塚村と西郷村にまたがって建設されたコンクリート重力式ダムである。 昭和10年に起工し、昭和13年に竣工したもので、当時のコンクリート技術を結集し、建設当時日本最大の高さ87mの規模を誇った。長さは215m、総貯水量34,326,000立法メートル、発電量は平成15年5月で63,000kwである。
このダムは、戦前で最も高く、日本初の80m級の規模で、堤頂部に万里の長城を意識した装飾が残り、施工時のコンクリート混合プラントが当時のまま残っている点が評価されている。
施設は、九州電力株式会社の所有である。