宮崎県宮崎市高岡町に生まれる。明治30年宮崎県尋常師範学校講習科を卒業。宮崎県と佐賀県で旧制小、中学校の図画教師をつとめる。その頃アメリカの美術雑誌を目にし、急速に洋画にひかれていく。明治35年に渡米し、翌年セントルイスの美術学校に入学する。明治40年、全米から選ばれた特待生として、ニューヨーク美術学校裸体科で２年間学ぶ。卒業後は肖像画家として活躍し、大正８年に帰国。東京で肖像画などを描いていた。大正11年宮崎県議会議事堂で個展を開催する。昭和２年鹿児島に移り、４年間旧制中学の教師をした後、昭和６年伊達洋画研究所を設立する。優れたデッサン力で細密な描写を得意とした。昭和39年没。