宮崎県延岡に生まれる。祖父は絵師として内藤藩につかえ、代々画家の家系であった。若い頃は父について画を学び、明治１３年２０歳の時に上京。渡辺小華や滝和亭に師事し、[南画]を究（きわ）めた。同郷出身で宮崎において製糸工場を経営していた遠山克太郎の勧めもあり、宮崎に移住。以後は、亡くなるまで宮崎の地において画業にいそしんだ。[山水]画を得意とし、画風も高く評価されていたらしく「小皐百画頒布会」が計画されたほどであった。昭和３年４月２８日、６９歳で亡くなる。