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マルセル・デュシャン
 ( Marcel DUCHAMP )

作家名 マルセル・デュシャン
欧文 Marcel DUCHAMP
生地 フランス
生年 1887
没年 1968
フランス、ブランヴィルに生まれる。15歳でパリに移り、[印象派][キュビスム]の影響を受ける。1913年アメリカで開かれた展覧会に「階段を降りる裸体」を出品、センセーションを起こす。その後、ほとんど無加工の大量生産品を作品として提示する[レディ=メイド]に移行。1915年渡米、ニューヨーク・[ダダ]の中心人物となる。男性用便器に偽名のサインを入れた「泉」や、性のメカニズムを機械になぞらえた「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも」など、思考や感覚における既成概念を揺るがす作品で、現代美術に多大な影響を与えた。1923年以降、制作を放棄したと見られていたが、死後に遺作が発見され、伝説的な芸術家の謎をさらに深めた。1968年没。