詳細

渡辺 謙二郎
 ( ワタナベ ケンジロウ )

作家名 渡辺 謙二郎
フリガナ ワタナベ ケンジロウ
生地 宮崎県
生年 1900(明治33)
没年 1943(昭和18)
宮崎県東海村(現延岡市)に生まれる。幼い頃から内気な性格で、旧制県立延岡中学校時代は、英文のギリシャ神話や思想書などを読んでいたという。大正7年に同校を卒業。翌8年に上京し、[太平洋画会]研究所に学ぶ。しかし病弱であったことと家業を継ぐ事情もあり、数年後帰郷。山林経営や製茶の仕事をするかたわら、田園の風景を主に描いていたが、作品を発表することを嫌った。哲学書を愛読し、[鳥獣戯画]なども好んだ。昭和18年に延岡市の自宅にて没。宮崎県総合博物館で開催された昭和54年の「ふるさと美術展」、同57年の「延岡の異才 [渡辺謙二郎]・小五郎展」で、展示紹介された。詩人渡辺修三、彫刻家の[渡辺小五郎]は弟である。