詳細

松渓飛瀑図
 ( ショウケイヒバクズ )

技法 日本画
素材 絹,顔料
大きさ 152.3×71.1
制作年 1916(大正5)頃
作家名 川合 玉堂
作家名フリガナ カワイ ギョクドウ
所蔵館 美術館
 明治から大正にかけて[日本画]家たちは西洋絵画を吸収し、それまでの伝統的な絵画とは違う日本独自の絵画を生み出そうとした。玉堂も、幼い頃から親しんできた自然に目を向け風景の写生を続ける一方で、師である[橋本雅邦]から[狩野派]の表現を学び、西洋絵画の色彩や空間表現も吸収しようとした。
 滝のしぶきが靄(もや)となり山の奥深くまで立ち昇っていく様は、空間の広がりを感じさせる。画面下方の岩などに伝統的な筆法を用いながらも、西洋絵画の[空気遠近法]を取り入れ、墨の濃淡を効果的に使って奥行きのある空間を創り出している。

関連情報

川合 玉堂  ( カワイ ギョクドウ )
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作家名 川合 玉堂
フリガナ カワイ ギョクドウ
生地 愛知県
生年 1873(明治6)
没年 1957(昭和32)