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蓮ヶ池横穴群

 ( はすがいけよこあなぐん )

指定者
種別 史跡
指定年月日 S46.7.17
所在地 宮崎市大字芳士字岩永迫2223-イ-1ほか
 蓮ヶ池横穴群は大淀川の支流新別府川の北側に位置する丘陵上に分布する。
 これまでに82基の横穴墓が確認されており、稲荷池の東側丘陵や御諏訪池の西側丘陵及び東側丘陵の3グループに分布が分かれる。これらの横穴墓は発掘調査の結果、6世紀の後半から7世紀の前半にかけて造られたことが明らかになってきている。
 そのうち12号墓は墳長約37mの前方後円墳、53号墓は円墳の下に構築されている。この時期は、古墳時代の中でも前方後円墳が築造されなくなる時期であり、12号墓の上にある前方後円墳は、最後の時期の前方後円墳であるといえる。
 また53号墓の玄室壁面には、人物や船、鬼の顔等の線刻が施されており、当時の人々の生死に関する考え方をよく物語っている。
 平成4年(1992)には蓮ヶ池横穴群は宮崎市教育委員会で整備が完了し、敷地内には「みやざき歴史文化館」が造られ、蓮ヶ池だけでなく宮崎市周辺の歴史や文化について知る事ができる。

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