詳細

持田古墳群

 ( もちだこふんぐん )

指定者
種別 史跡
指定年月日 S36.2.25
所在地 高鍋町大字持田字計塚5438-9ほか
 持田古墳群は、小丸川の左岸の標高約50mの台地上に主に分布し、西都原古墳群や新田原古墳群とともに県内でも有数の規模を誇る。現在、前方後円墳9基と帆立貝式古墳1基、円墳75基の総数85基が国指定を受けている。
 計塚(はかりづか)と呼ばれる1号墳は、古墳群中最大の前方後円墳で、墳長が約12mあり、九州でも十指に入る規模である。また台地の東側にある帆立貝式古墳の亀塚(かめづか)(62号墳)からは、家形埴輪や組合せ式木棺が出土している。
 古墳群は、昭和初期に大盗掘を受けて、貴重な副葬品が散逸し、詳細な内容を把握することが困難になっている。三角縁神獣鏡(さんかくえんしんじゅうきょう)や環頭大刀飾(かんとうたちかざり)など貴重な遺物の出土が伝えられているだけに、残念である。

他の画像

地図