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乙島

 ( おとじま )

指定者
種別 名勝
指定年月日 S32.12.15
所在地 門川町大字門川字尾末
 門川湾に浮かぶ乙島は、周囲約4㎞、標高約80mのひょうたん形の島である。「乙島」の名は、スダジイが優占する植生で、ビロウ、ショウベンノキ、アオノクマタケランといった亜熱帯性植物も群生するなど、他の島と違った「乙な島」であることに由来するという。
 島の地質は、柱状節理が発達した尾鈴山酸性岩類で、海沿いの切り立った崖面には、大小8つの海蝕洞が認められる。なかでも島最大の海蝕洞は、高さ14m、幅8m、奥行き約63mの大きさで、「竜宮のぞき」や「茶屋の大門」と呼ばれている。毎年、春になるとサクラ、夏にはキャンプを楽しむ観光客のほか、磯釣りの客でにぎわっている。

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