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陣内遺跡

 ( じんないいせき )

指定者
種別 史跡
指定年月日 S51.3.26
所在地 高千穂町大字三田井字陣内車迫
 陣内遺跡は縄文時代後期を代表する遺跡で、先端に彫刻がある石棒や土偶が出土したことで有名である。
 昭和35・42・55年の発掘調査では、縄文時代後期後葉から晩期中葉にかけての土器(西平式土器・三万田式土器・御領式土器)が出土したほか、翡翠製の玉類といった装身具や、十字形石器や妊娠中の女性をかたどった土偶、縁辺に髯状の羽文を持ち研磨された三角形の板状土製品といった精神文化の一端を示す重要な遺物が発見されている。さらに、炭化したトチの実・鳥獣骨・魚骨といった、当時の環境や食生活を知る自然遺物も多く出土している。
  現在では高千穂町教育委員会により保存整備され、土層の断面が観察できるようになっている。

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