詳細

岩戸村古墳

 ( いわとそんこふん )

指定者
種別 史跡

指定年月日 S10.7.2
所在地 高千穂町大字岩戸字向久保・岩神上・徳法師、日之影町大字見立字諸和久
 高千穂町と日之影町に分布する円墳1基・横穴墓7基の県指定古墳である。本来は旧岩戸村内に所在する古墳を一括して指定したものであったが、その後の行政区の変動に伴い、日之影町諸和久地区の円墳1基、高千穂町岩戸地区の横穴墓7基に分かれている。
 円墳(8号墳)は墳丘部を既に失い、現在は祠が祀られているが、その下に石棺が存在すると言われている。
 横穴墓は岩戸川流域の丘陵地斜面に築かれているが、そのうち2基が指定解除となっている。横穴墓の玄室は阿蘇溶結凝灰岩を掘り抜いて形づくるが、高千穂地域の特徴とされる玄室床面両側に屍床や枕部分を作り出す構造のものは少なく、羨道部分も残りが悪い状態である。
 なお、上岩戸の日陰(ひぞえ)地区にある春姫登(はるめのぼり)でも横穴墓が発見され、昭和63年に発掘調査を受けた。

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岩戸村古墳(5号)