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教会のある母子像  


教会のある母子像
技 法 リトグラフ
素 材 紙/インク
大きさ 38.3×26.8
制作年西暦 1964
作家名 北川 民次
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 メキシコ衣裳のレボーソ(えり巻ずきん)をまとい、子どもをくるむように抱きかかえる母親の姿である。母親は、寂しげではあるが、しっかりと子ども見つめ、両手で優しく包み込んで描いていてる。
 子どもは母親から生まれ、成長するに従って母親の手を離れて独立した別の人間として生きていく。北川はこうした親子の関係に寂しさを感じながらも、確かな親子の絆を描き出している。

〔作家〕
 静岡県に生まれる。大正3年早稲田大学を中退し、渡米。その後ニューヨークの美術研究所に通う。大正12年メキシコに渡り、同14年サン・カルロス美術学校に学ぶ。翌年からトラルパム野外美術学校で、新しい児童美術教育を試みる。また[リベーラ][シケイロス]らと交友があった。昭和11年帰国。翌12年[二科会]の会員に推挙され、昭和53年退会するまで毎年のように出品する。メキシコと関わりのある題材、社会で起きた事件、人々の働く姿などを油彩画や版画で制作した。昭和26年北川児童美術研究所を創設、翌27年[久保貞次郎][瑛九]らとともに[創造美育協会]を設立。『絵を描く子供たち』などの著書もあり、戦後の美術教育に果たした役割は大きい。平成元年95歳で死去。

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