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視聴覚の形態
 ( シチョウカクノケイタイ )

ジャン・アルプ「視聴覚の形態」
技法 モデリング
素材 ブロンズ
大きさ 18.5×17.0×34.0
制作年 1942
作家名 ジャン・アルプ
所蔵館 宮崎県立美術館
 なめらかな曲線と、磨かれた金属の質感が目をひく作品である。丸みを帯びた形態は金属でありながら温もりを感じさせる。
 このような有機的な形態は、1920―30年代にかけて広く[シュルレアリスム]の作品にみられる。その中でもアルプの表現は、詩的でありながら純粋な造形物へ作り上げた点に特徴がある。アルプの作品の構成要素としてしばしば登場するとがった形は、鳥の頭部や種子など自然界の形態にイメージが重なる。この作品は、こうしたアルプの立体作品の特質が十分に表れたものとなっている。

関連情報

ジャン・アルプ  ( Jean ARP )
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作家名 ジャン・アルプ
欧文 Jean ARP
生地 フランス
生年 1886
没年 1966