勘大寺遺跡は、児湯郡新富町の中心地より北西に約5km、一ツ瀬川と鬼付女川に挟まれた標高約80mの三財原段丘面上に立地しています。
遺跡の周辺は畑地として利用されており、調査区内も以前は畑地として利用されていました。旧地形は調査区中央を尾根とし北東部と南東部に緩やかに傾斜しており、調査区北側はさらに斜面が急になります。また、調査区北端より北に30m程はなれた箇所には湧水点も確認されました。
火山灰の堆積が良好であり、約3万年前から6500年前までの4枚の遺物包含層が確認され、約3万年前の遺物包含層からは礫器・スクレイパーの他、散在する礫群が4基検出され、約2万年前の遺物包含層からはナイフ形石器・剥片尖頭器・角錐状石器・磨石・敲石などとともに礫群が48基検出されました。また、縄文時代早期においては石鏃や集石遺構3基・陥し穴状遺構1基が確認されました。