新田神楽は、新田神社の例大祭のほか、夏祭りや秋の新田地区の神社の祭りでも奉納される。毎年2月17日の例大祭は、早朝5時から夕方にかけて奉納され、主に五穀豊穣の予祝を行う。番付は33番継承されている。その中でも「神楽(綱切)」は真剣を使い、大蛇に見立てた大縄を一刀両断する。また、「大神神楽」は、薩摩から伝わったとされ、県北部や県北西部には見られない平野部の農村地帯独自の岩戸開きの演目である。保存会は、地元の小・中学校と連携を図りながら後継者育成及び青少年育成の場として地域と学校が一体となった神楽の保存・継承活動に努めている。