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カンムリウミスズメ

 ( かんむりうみすずめ )

指定者
種別 天然記念物
指定年月日 S50.6.26
所在地 地域を定めず
 カンムリウミスズメは、ウミスズメ科に属する体長が25㎝ほどの小型の海鳥である。夏羽はその名のとおり頭部に細長い羽が冠のように生える。背面は灰黒色、腹面は白色である。のどや頸、腹側などは黒いが、冬羽ではこれらは白色となり冠羽もなくなる。かもめのように海に浮かび、水中にもぐって餌である小魚などを捕える。
 繁殖地は、静岡県神子元島や、三重県耳穴島など何ヶ所かあるが、本県門川町のビロウ島も重要な繁殖地として知られている。ビロウ島は、門川湾沖合い6㎞に浮かぶ面積4.12haの小島で、本種の他、同じ国指定天然記念物のカラスバトの生息も確認されている。カンムリウミスズメは、海岸の岩石と岩石のすき間や地中の穴などを利用して巣をつくり、2個の卵を産む。

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関連情報

カンムリウミスズメ  ( かんむりうみすずめ )

科名 ウミスズメ
採集地 宮崎県門川町
形態 本剥製
国レッドデータ区分 絶滅危惧Ⅱ類
県レッドデータ区分 絶滅危惧Ⅰ類
備考 国の天然記念物に指定
所蔵館 総合博物館