白岩山石灰岩峰植物群落
( しらいわやませっかいがんぽうしょくぶつぐんらく )
指定者 |
県 |
種別 |
天然記念物 |
指定年月日 |
S17.6.23 |
所在地 |
西臼杵郡五ヶ瀬町大字鞍岡 |
白岩山(標高1,646m)は、五ヶ瀬町と椎葉村の境に位置する。全山が石灰岩で覆われており、九州で最も高い石灰岩峰である。山肌は浸食されて絶壁と化しており、アルカリ性土壌と乾燥の激しい過酷な生育環境下で高山植物が群落を形成している。
この植物群落は、イワギク・ホタルサイコ・コウスユキソウ・ヒロハヘビノボラズ・イチョウシダ・ヤハズハハコ・マメグミ・キリンソウといった珍しい高山植物で構成される。その種類は約400種を数え、このうち60種は白岩山岩峰特有のものである。スケールの大きさは壮観であり、四季を通じて多彩な変化を楽しむことができる。
植物群落を観察できる場所は、滑落しやすい難所なので注意が必要である。

