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椎葉の焼畑農耕

 ( しいばのやきはたのうこう  )

  • 椎葉の焼畑農耕(1)
指定者
種別 無形民俗文化財
指定年月日 H28.2.18
所在地 椎葉村向山日添地区
備考 焼畑蕎麦苦楽部
 焼畑は山の斜面の樹木を切って枯らし、それを焼いて耕地を開いて雑穀や豆類などを栽培する伝統的な農法で、古来から行われていたと言い伝えられている。
 輪作と遷地という2つの特色を持っており、ソバ・ヒエ・アズキ・ダイズと年ごとに作付けする作物を替えて4年間焼畑として活用した後は、約四半世紀の長い間放置し自然の山に戻し、地力が回復した後に再び焼畑として活用する。火入れと種蒔きの際は唱え言を口上する儀礼があり、自然に対する畏敬の心も同時に守り継がれている。また、「木おろし歌」「ひえちぎり歌」「ひえつき節」など労働歌としての民謡や、収穫感謝として集落の鎮守に奉納される「神楽」にも影響している。

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