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梵鐘「城山の鐘」

 ( ぼんしょう しろやまのかね )

  • 梵鐘「城山の鐘」
指定者
種別 有形文化財
指定年月日 H28.8.29
所在地 延岡市天神小路255-1
 明暦2年(1656)に、当時の延岡藩主であった有馬康純が今山八幡宮に寄進した梵鐘。明治10年(1877)の西南戦争中は、今山の谷間に隠されることで薩軍の徴発から逃れ、明治11年(1787)に、大太鼓に代わって城山(延岡城跡)に移されたと伝えられる。昭和38年(1963)年まで時報鐘として使用され、若山牧水も「なつかしき城山の鐘」「かの城山の時告ぐる鐘」と詠んだ。
 銘文中に「日刕延岡城主」の表記があり、これが「延岡」という文字表記の最古の資料となっている。また県内において現在確認されている梵鐘のなかで、3番目に古いものである。

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