五ヶ村神楽(おしかたごかむらかぐら)
Oshikata-GokamuraKagura

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15分版 15min

2時間版 2hrs

【五ヶ村神楽】
  中畑神社(なかはたじんじゃ)の氏子集落押方五ケ村(ごかむら)地区は、「国見ケ丘」の西側麓に位置する五ケ村東公民館区2集落17世帯と、西北に延びる県道203号土生高千穂線沿いの五ケ村西公民館区3集落44世帯で構成されている。標高513mの国見ケ丘は秋から初冬にかけての早朝に発生する雲海の絶景スポットで、高千穂盆地と阿蘇・祖母山連山が一望できる高千穂有数の展望地として知られ、健磐龍尊(たけいわたつのみこと)が高千穂を経て、阿蘇に向かわれる途中、この地から高千穂・阿蘇の国見をされたとの伝説により命名されている。国見ケ丘は古くは地蔵原(じぞうばる)といわれ、公園南側に位置する中畑神社遥拝宮と中世の太鼓台跡と伝えられる丘陵上の頂に地蔵尊の祠がある。また、北側の公園入口の小高い丘には金毘羅宮(こんぴらぐう)があり、日向風土記逸文(ひゅうがふどきいつぶん)に記された天孫瓊瓊杵尊(てんそんににぎのみこと)像が建立されている。
  中畑神社は神武天皇の第二皇子神八井耳命(かみやいみみのみこと)の第六子健磐龍尊(たけいわたつのみこと)を祭神とする阿蘇神社の外宮で、健磐龍尊が行在所(あんざいしょ)として留まられた跡に神社が建立されたと伝えられている。現在の社殿は1840年、天保11年に再建され、本殿向拝両柱の昇龍と降龍をはじめ、多彩な彫刻が施されている。五ケ村神楽は、集落渓谷の対岸に位置する上野下組(かみのしもぐみ)・黒口集落との交流により、上野・田原(たばる)系神楽として伝承されている。神楽祝子者(ほうししゃ)は20名で、夜神楽は五ケ村東公民館区集落と西公民館区3集落の4集落廻し当番で行われている。この年は、大内集落20世帯の当番で、五ケ村西活性化センターを神楽宿として実施された。

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