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八幡遺跡(都城市)
投稿日:
2020年6月16日
八幡遺跡は都城市の市街地中央、大淀川右岸の台地上の標高約145mに立地します。
発掘調査の結果、近世から現代にわたる建物跡や溝状遺構、土坑、ピット(柱の穴)、井戸跡などがみつかりました。遺物は16~20世紀代のものを中心に、陶磁器(中国産・国産)・瓦類・土器・ガラス製品・金属製品など数万点におよんでいます。近世都城の城下町を記した絵図「庄内地理志」によると、この場所に武家屋敷があったことがわかりました。遺構の中でも階段を持つ3号土坑や井戸跡、おびただしい数の瓦・陶磁器が出土した5号土坑などは、出土遺物の年代から武家屋敷に関連する遺構だと考えられています。