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大岩田上村遺跡・畑田遺跡


投稿日: 2022年10月1日

大岩田上村遺跡は、大淀川とその支流の梅北川に東西を挟まれた標高150~170mの平坦なシラス台地上に立地し、川面との標高差は約15mです。
発掘調査の結果、旧石器時代から中世にかけての遺構・遺物が確認されました。中でも都城市で出土例の少ない旧石器時代の細石刃石器群の出土は、都城盆地における人びとの活動を考える上で重要です。

畑田遺跡は、横市川左岸標高約150mの月野原台地南端部にあります。
発掘調査の結果、15世紀後半に降った火山灰(桜島文明軽石)に覆われた中世の水田跡が確認されました。水田跡は全部で13枚あり、その表面には農具で耕した跡と思われる凸凹が全面にみられます。また、高低差が2mほどある地形に合わせた区割りを行い、水がどの水田にも流れ込むよう自然地形をうまく利用してつくられていたことがわかりました。

 

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