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下大五郎遺跡は都城市を流れる丸谷川沿いの、標高約140mの河岸段丘上にある遺跡です。 発掘調査の結果、弥生時代後期を中心とする遺跡であることがわかりました。遺構は、花びらのような形をした花弁状住居を含む竪穴住居跡や、屋根の一番高い位置にある棟木を両側から支える棟持柱を持つ掘立柱建物跡などが確認されています。 遺物は竪穴住居跡から弥生土器が多く出土していますが、中には住居跡の一角に8 個の完形に近い長頸壺が集まった状態でみつかるなど、他の住居跡とはちがった出土状況も確認されています。