宮崎県立美術館
宮崎県立美術館外観 ロビー
特別展示

様々な特別展をとおして、国内外の素晴らしい作品を紹介します。
また展覧会とともに、講演会やギャラリートークなども開催します。

生誕100年 山下清展 −百年目の大回想 2023年10月7日土曜日から11月26日日曜日まで


生誕100年 山下清展 −百年目の大回想

山下清「自分の顔」貼絵(c)Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2023

「自分の顔」貼絵
(c)Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2023


山下清「群鶏」油彩(c)Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2023

「群鶏」油彩
(c)Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2023

 「放浪の天才画家」と称され、昨年生誕100年を迎えた山下清。代表的な貼絵を中心に約190点を紹介する特別展「生誕100年 山下清展 −百年目の大回想」を開催します。49歳で亡くなるまでの波乱に満ちた人生は、たびたび映画やテレビドラマにもなり、美術ファンのみならず幅広い層から親しまれてきました。長い年月を経てもなお、作品が多くの人々に愛されているのは、観るものの心を捉えて離さない、素朴で懐かしい日本の原風景を思い出させてくれるからなのかもしれません。今回の展覧会では、芸術家山下清の世界観を幼少期から円熟期まで5章構成で浮かび上がらせます。
 山下清はおそらく日本国内で一番著名な画家の一人です。しかし、ほとんどの人々の情報は、ドラマや映画から影響を受けています。実際はドラマの姿とは大きく違い、繊細でナイーブな人物であり几帳面な性格でした。また、これほど著名であっても、実際に作品を観たことがある人は意外と多くありません。そのため、初めて展覧会を通じ山下清の作品に触れた人たちは一様に驚き、感動します。なぜならば、並外れて完成度の高い作品に魅せられてしまうからです。この展覧会は、作品を通して、ドラマで描かれた姿ではなく、本当の姿を見ていただくとともに、芸術家山下清を後世に残すことを目的に開催するものであります。


山下清「ロンドンのタワーブリッジ」貼絵(c)Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2023

「ロンドンのタワーブリッジ」貼絵
(c)Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2023


会期

山下清「パリのエッフェル塔」水彩(c)Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2023

「パリのエッフェル塔」水彩
(c)Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2023



山下清「東海道五十三次・富士(吉原)」版画(c)Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2023

「東海道五十三次・富士(吉原)」版画
(c)Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2023


 令和5年10月7日(土)〜11月26日 (日)
 ※休館日:月曜日(10月9日は開館)、10月10日(火)、11月24日(金)


開館時間

 10:00〜18:00(展示室への入室は17:30まで)

主催

 生誕100年 山下清展実行委員会(宮崎日日新聞社・宮崎県立美術館)、
 UMKテレビ宮崎

特別協力

 山下清作品管理事務所

企画協力

 ステップ・イースト

特別協賛

 大淀開発

協賛

 宮崎太陽銀行

協力

 宮崎サンシャインズ

後援

 宮崎県市町村教育委員会連合会、(公財)宮崎県芸術文化協会、宮崎県観光協会、
 宮崎県商工会議所連合会、宮崎県中小企業団体中央会

観覧料

区分 当日 前売り
一般 1,000円 800円
中高生 500円 400円

  ※ 前売り券の販売は10月6日(金)まで
  ※ 未就学児・小学生無料(保護者同伴でご入場ください。)
  ※ 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・ミライロID提示者は本人のみ無料


関連イベント

講演会「家族が語る山下清」

  • 講 師:山下浩氏(山下清作品管理事務所代表、山下清の甥)
  • 日 時:10月7日(土) 午後1時30分〜
  • 会 場:1階 アートホール
  • 参加費:無料 ※要本展観覧券(半券可)
  • 定 員:60名 ※事前申し込み制

ギャラリートーク

  • 日 時:10月14日(土)、10月25日(水)、11月4日(土)、11月15日(水)
                いずれも午後2時〜(約30分)
  • 会 場:2階 企画展示室
  • 参加費:無料 ※要本展観覧券、事前申し込み不要

展覧会特設サイトはこちら

 生誕100年 山下清展 −百年目の大回想



令和5年度の特別展等
※内容等につきましては、都合により変更する場合があります。

作品画像

福井利佐
「Formative experience」

日本の切り絵
7人のミューズ

美しい紙の切り口を生かしながら絵を描く「切り絵」。本展では、日本を代表する切り絵作家である蒼山日菜、SouMa、筑紫ゆうな、福井利佐、切り剣Masayo、松原真紀、柳沢京子の7人による100点を超える作品を通して、その表現の広がりと魅力を紹介します。

令和5年5月20日(土)
〜7月2日(日)
終了しました

 

【休館日】
月曜日

作品画像

レンブラント・ファン・レイン
「襞襟を着けた女性の肖像」
(c)Museum of John Paul II and
Primate Wyszyński

ヨハネ・パウロ2世美術館展
〜華やかなる西洋絵画 伝統の系譜〜

ポーランドの首都ワルシャワにあるヨハネ・パウロ2世美術館は、中世から近代に至るヨーロッパ絵画の様々な流派を網羅する絵画作品を所蔵しています。本展では、その約450点に及ぶ所蔵品の中から、「母と子」「神話と伝説」「肖像」の3つのテーマごとに、クラーナハ(子)、レンブラント、ゴヤ、ナティエら巨匠たちをはじめとする選りすぐりの作品61点を紹介します。

令和5年7月15日(土)
〜8月27日(日)
終了しました

 

【休館日】
月曜日(7月17日、8月14日を除く)
及び7月18日

作品画像

「長岡の花火」
(c)Kiyoshi Yamashita /
STEPeast 2023

生誕100年 山下清展

生誕100年を迎えた「放浪の天才画家」と称される山下清。テレビドラマなどのイメージで親しまれているこの画家は、18歳で放浪の旅を始め、旅先での風景などを緻密で色鮮やかな貼絵で表現しました。本展では、貼絵、油彩、水彩画、ペン画、陶磁器など約190点の作品を、資料や本人の文章などと併せて紹介し、フィクションとは異なる「芸術家・山下清」の真の姿に迫ります。

令和5年10月7日(土)
〜11月26日(日)

 

【休館日】
月曜日(10月9日を除く)
及び10月10日、11月24日

 

過去の特別展はこちら(PDFファイル1.15MB)

 

お問い合わせ先
〒880-0031 宮崎市船塚3丁目210番地
宮崎県立美術館 学芸担当
TEL. 0985-20-3792