宮崎県立美術館
宮崎県立美術館外観 ロビー
コレクション展

当館の収蔵作品を紹介するコレクション展。郷土作家はもちろん、海外の著名な作家の作品も多数紹介しており、
県外から来られたお客様にも大好評をいただいています。コレクション展は年に4回、多彩なテーマを設けて開催します。

第1期 コレクション展

名品ベストT  

ポール・シニャック

ポール・シニャック
「サン・トロペの松林」

 宮崎県立美術館では、「郷土出身作家及び本県にゆかりのある作品」「わが国の美術の流れを展望するにふさわしい作品」「海外のすぐれた作品」の3つの領域を作品収集の柱としています。

 開館20周年を迎えた現在、総収蔵点数は4,000点を超え、全国に誇り得る充実したコレクションになっています。

 展示室1では、このコレクションの中から、ピカソをはじめとする海外作家の名品、日本美術史に大きな足跡を残している川合玉堂や和田英作などの国内作家の名品、宮崎県を代表する瑛九ほかの郷土作家の名品を選りすぐって紹介します。

 多彩なコレクションの魅力をご堪能ください。

     
宮崎の美術T  

サルビア

杉下昭明
「サルビア」

 1960年代は、日本経済が高度成長期を迎え、1回目の東京オリンピックが開催された時代でした。そのような 時代背景のなか、国内の美術界においても、大きな転換期を開く前衛的な表現を志向する動きが盛んになり始め ていました。それまでの美術概念は大きく転回し、描象表現や、色や形などの要素を極端に少なくしたミニマル ・アートなど、多様な表現が見られるようになります。

 ここでは、こうした1960年代に制作された、郷土作家の作品を紹介します。 

     
器の美 〜銘に込めた思い〜   松山 祐利

松山 祐利
「絵志野茶碗 銘 三人」

 茶碗などの器には、「銘」と呼ばれる名がつけられているものがあります。

 「銘」の由来には、来歴や作者を表すもの、作品にまつわるエピソード、故事や過去の逸話などからの引用など、様々なものがあります。また、持ち主が、作品の形や釉薬の具合からイメージを得て、「銘」をつける場合もあります。「銘」は、作家や作品にかかわる人々の作品への親しみや愛着、思いを知ることのできるひとつの手がかりともなります。

 ここでは、本県出身の陶芸家・松山祐利の作品を紹介します。各作品につけられている「銘」を、ご鑑賞の手がかりともしてみてください。

     
瑛九の世界T   瑛九

瑛九
『母』

 宮崎市出身の瑛九(本名:杉田秀夫)は、生涯を通じて常に新しい表現を求め、写真や版画、油彩など様々な技法に取り組み、多くの作品を残しました。またその作風も、初期から晩年に至るまで、印象派やシュルレアリスム(超現実主義)風、抽象的な作品など、多彩に変化しました。

 20代でフォト・デッサン集『眠りの理由』を刊行し、一躍美術界で脚光を浴びた瑛九は、エッチングやリトグラフなどの様々な技法や表現を模索した後に、その集大成ともいえる、点描による絵画空間へとたどり着きました。

 今回の展示では、油彩や版画など、各領域の代表的な作品に加え、瑛九が愛したものたちや愛をテーマに描いた作品も併せて紹介します。

 没後50年以上経て、今なお色あせることのない瑛九作品の魅力をお楽しみください。


     
現代イタリア彫刻の巨匠たち   アルトゥーロ・マルティーニ

アルトゥーロ・マルティーニ
「ピサの女」

 長い歴史と伝統を持つイタリア彫刻の世界は、現代に至るまで数多くの偉大な作家を輩出しています。現代イタリア彫刻は、マルティーニ、マリーニ、マンズーの3人の作家から始まったといわれています。

 ここでは、光と影を意識し彫刻の絵画的表現を追求したマルティーニ、対象を緊張感のある力強い形態で表現したマリーニ、深い人間洞察による優美な表現に達したマンズーの作品に加えて、その後登場した、グレコら新しい具象へ向かう作家たちの作品を紹介します。

 現代イタリア彫刻を代表するとともに、世界の具象彫刻に大きな影響を与えた巨匠たちの作品をご堪能ください。


みやざきデジタルミュージアム
コレクション展で展示している当館収蔵作品の画像や解説等(一部)がご覧になれます。

名品ベストT

「サン・トロペの松林」 ポール・シニャック
版画集『ジャズ』より「ピエロの葬式」 アンリ・マティス
「イタリア広場・アリアドネーの目覚め」 ジョルジオ・デ・キリコ
「松渓飛瀑図」 川合 玉堂
「暁」 和田 英作

宮崎の美術T

「岬」 小野 彦三郎
「フィレンツェの丘」 山田 新一
「金堂拝観」 中澤 弘光
「水辺」 大野 重幸

瑛九の世界T

「田園B」 瑛九
「月」瑛九
「愛の歌」瑛九
「母」瑛九
「ともしび」瑛九

現代イタリア彫刻の巨匠たち

「ピサの女」 アルトゥーロ・マルティーニ
「コンポジション」 マリノ・マリー二
「アマゾンの死」 アルトゥーロ・マルティーニ

平成27年度コレクション展

展覧会名 内 容 会 期

第1期

『名品ベストT』
『宮崎の美術T
−1960年代の芸術−』
『器の美
〜銘に込めた思い〜』
『瑛九の世界T』
『現代イタリア彫刻の巨匠たち』

 

ピカソやマティス、川合玉堂や和田英作など、海外作品及び
国内の名品を紹介します。
吉加江京司やサイタ亨、山田新一など、郷土作家の作品を
紹介します。
松山祐利の作品を中心に、作者の作品に込めた思いを『銘』を通して、
紹介します。
瑛九の代表作品とともに、愛をテーマに描かれた作品を特集して
紹介します。
マルティーニら、現代イタリア彫刻の巨匠たちの作品を紹介します。
平成27年
4/24(金)〜
7/7(火)

第2期

たんけんミュージアム2015
『味WOWアート!』

 

子どもから大人まで、どなたでも美術の魅力を味わい、
   作品鑑賞を楽しめる展覧会です。

平成27年
7/12(日)〜
10/4(日)

第3期

『名品ベストU』
『宮崎の美術U
−開館20周年記念名品選−』
『瑛九の世界U』

 

ボナールやルオー、三岸好太郎や北川民次など、海外作品及び
国内の名品を紹介します。
山内多門や益田玉城、塩月桃甫ら郷土作家の名品を紹介するとともに、
新収蔵となった小野彦三郎の作品を紹介します。
瑛九の代表作品とともに、宮崎に関連深い作品を特集して紹介します。

平成27年
10/10(土)〜
12/19(土)

 

第4期

『名品ベストV』
『宮崎の美術V 
−作家の描いた光−』
『美のかたち』
『瑛九の世界V』

 

シニャックやマグリット、海老原喜之助や森芳雄など、海外作品及び
国内の名品を紹介します。
大野重幸や白石俊雄、雨田正など、郷土作家の作品を紹介します。
作品をかたちづくる作家自身の衝動や素材、表現方法に焦点をあて、
戸谷成雄やアンリ・マティスなどの作品を紹介します。
瑛九の代表作品とともに、様々な資料とあわせて、その多様な活動を
紹介します。
平成28年
1/5(火)〜
4/17(日)

過去のコレクション展はこちら(PDFファイル 332KB