宮崎県立美術館
宮崎県立美術館外観 ロビー
コレクション展

当館の収蔵作品を紹介するコレクション展。郷土作家はもちろん、海外の著名な作家の作品も多数紹介しており、
県外から来られたお客様にも大好評をいただいています。コレクション展は年に4回、多彩なテーマを設けて開催します。

第3期 コレクション展

名品セレクションU 川端 玉章「梅錦鶏鳥図」

川端 玉章
「梅錦鶏鳥図」

 宮崎県立美術館では、「郷土出身作家及び本県にゆかりのある作品」、「わが国の美術の流れを展望するにふさわしい作品」、「海外のすぐれた作品」という3つの方針にそって、作品収集をすすめてきました。現在、総収蔵点数は4,000点を超え、全国に誇れる充実したコレクションになっています。

 ここでは、この中から国内、海外の名品、そして当館が誇るシュルレアリスムコレクションの名品を選りすぐって紹介しています。
また、今回は、ダリの版画を特集して展示します。

   
宮崎の美術U 益田 玉城「美人立図」

益田 玉城
「美人立図」

  宮崎の美術をひもとくと、日本画では江戸時代に狩野派の技法を極めた薩摩藩都城領の中原南渓や、花鳥画、山水画を得意とした延岡藩の岡部南圃などの絵師の名前が出てきます。

  明治時代になると、都城市出身の山内多門や益田玉城などが日本画の新しい表現を試み、優れた作品を発表しました。

 洋画では、大正から昭和にかけて、アメリカに学んだ伊達孝太郎、フォーヴィスム的な作品を手がけた塩月桃甫、フランスで学び多くの人物や風景を描いた山田新一、わが国の戦後の美術史に前衛美術の先駆者とし確かな足跡を残した瑛九などが活躍しました。

  宮崎の美術Uでは、「表現の美」をテーマに、本県出身の作家や本県にゆかりのある作家の作品を紹介します。

   
瑛九とその周辺 瑛九「籠目の青」

瑛九
「籠目の青」

  瑛九は、出身地である宮崎だけでなく、関東や関西を中心に、画家として様々な活動を行っていました。

  1936(昭和11)年に発表したフォト・デッサンが高い評価を受けた瑛九は、この時東京で出会った長谷川三郎や山口薫らとともに、翌年「自由美術家協会」を結成します。しかし、ここでは、会の在り方を巡って入退会を繰り返し、結局は退会してしまいます。その後1951(昭和26)年に、既成の画壇を否定し、自由と独立の精神を重んじる「デモクラート美術家協会」を大阪で結成しました。この活動は、瑛九の埼玉への転居とともに、東京でも展開されました。会には靉嘔や池田満寿夫らが属し、これらの若い作家たちにより、展覧会や機関誌の発行等、活発な活動が行われました。瑛九は、その中で中心的な役割を担い、講演や版画講習会、鑑賞会などを開催し、精力的に活動しました。瑛九の、情熱的に自分の考えを話したり、様々なことに挑戦したりする姿は、周囲の人を魅了していきました。

  ここでは、これらの期間を通じての瑛九の代表作品と併せて、それらの期間において瑛九と交流のあった作家たちの作品を紹介します。  

   
イタリア彫刻
ロッソから(12/20(土)まで) 終了しました
息づくフォルム(1/6(火)〜25(日)まで)
マーリオ・チェローリ「昇る人と降りる人」

マーリオ・チェローリ
「昇る人と降りる人」

 長い歴史と伝統を持つイタリア彫刻は、数多くの英才を輩出してきました。現代においても、イタリア彫刻は世界の中で際立っており、多くの彫刻家が優れた作品を制作しています。
 本展示では、素材の感触や彩色を通して愁(うれ)いいややさしさを感じさせるフォルムを作り出したヴァンジ、影絵にインスピレーションを得て行き交う人の一瞬を平らな形態に表現したチェローリ、命の根源と捉えていた球や円柱・円すいなどの幾何学的形態で表現したポモドーロ、道具や機械のような形態からどこか不安や張り詰めた緊張感が感じられるトルッビアーニ、これら4人の作品を紹介します。各作家の対象の捉え方や制作・表現へのこだわりを伝えるそれぞれのフォルムをお楽しみください。

 併せて、彫刻作品の習作として描かれた素描や、作家の特徴的な表現を見ることができる版画なども紹介します。


みやざきデジタルミュージアム
コレクション展で展示している当館収蔵作品の画像や解説等(一部)がご覧になれます。

名品
セレクションU

「梅錦鶏鳥図」 川端 玉章
「清流釣魚図」 山元 春挙
「ヴェニス,サルーテ教会」 ポール・シニャック
「『マルドロールの歌』より」 サルヴァドール・ダリ

宮崎の美術U

「美人立姿」 益田 玉城
「美人図」 益田 玉城
「花盛り」 益田 玉城
「人間模様」 辻野 精一

瑛九とその周辺

「アート・ライフ1」 オノサト・トシノブ
「人」 村井 正誠
「ハルの囁」 泉 茂
「だだっこ」 瑛九
「ヴァイオリン」 瑛九
「ともしび」 瑛九

イタリア彫刻
ロッソから
終了しました
息づくフォルム

「昇る人と降りる人」 マーリオ・チェローリ

平成26年度コレクション展

展覧会名 内 容 会 期

第1期

  • 『名品セレクションT』

  • 『宮崎の美術T』
  • 『彫刻家のドローイング』

  • 『瑛九の線』

  • 『イタリア彫刻
      ニンゲン ノ スガタ』

 

  • ピカソやミロ、山口長男や菅井汲など、
       海外作品及び国内の名品を紹介します。
  • 山内多門や岡峯龍也、雨田正など、郷土作家の作品を紹介します。
  • 彫刻が生まれる思考過程が表された、
       彫刻家による素描、版画等を紹介します。
  • 瑛九が求め続けた新しい様々な表現を垣間見ることができる
       デッサンや水彩画を、その後の代表的な油彩や版画とあわせて紹介します。
  • 量塊から形態の追求へと移行した
       20世紀の彫刻造形を視点に作品を紹介します。
平成26年
4/18(金)〜
7/7(月)

終了しました

第2期

たんけんミュージアム2014
『森へようこそ!』

子どもから大人まであらゆる人を対象にいろいろな鑑賞の方法を紹介します。 平成26年
7/12(土)〜
9/30(火)

終了しました

第3期

  • 『名品セレクションU』
     
  • 『宮崎の美術U』
  • 『瑛九とその周辺』
     
  • 『イタリア彫刻
       
    ロッソから』
  • 『イタリア彫刻
      息づくフォルム』

 

  • シニャックやマグリット、山元春挙や堅山南風など、
       海外作品及び国内の名品を紹介します。
  • 益田玉城や上村次敏、石井秀隣など、郷土作家の作品を紹介します。
  • デモクラート美術家協会、自由美術家協会等を通じて
       交流のあった作家たちの作品とあわせて紹介します。
  • ロッソを起点とするイタリア彫刻の流れを視点に作品を紹介します。
       ※12/20まで 終了しました
  • 伝統的な技法やフォルムを現代に取り入れたイタリア彫刻。
       その流れを素描や版画作品とともに紹介します。
       ※企画展示室にて1/6〜1/25
平成26年
10/5(日)〜
平成27年
1/31(土)

第4期

  • 『名品セレクションV』

  • 『宮崎の美術V』
  • 『山口長男と抽象絵 画』
  • 『瑛九の点描』

 

  • ルオーやボナール、須田国太郎や麻生三郎など、
       海外作品及び国内の名品を紹介します。
  • 有田四郎や黒木良典、河辺一周など、郷土作家の作品を紹介します。
  • 山口長男の代表的な抽象絵画を中心に、
       同時代の抽象作家の作品を紹介します。
  • 油彩、版画、フォト・デッサンなど、それぞれに展開した
       瑛九独自の表現による代表作品を紹介します。
平成27年
2/6(金)〜
4/19(日)

過去のコレクション展はこちら(PDFファイル 46.5KB