宮崎県立美術館
宮崎県立美術館外観 ロビー
コレクション展

当館の収蔵作品を紹介するコレクション展。郷土作家はもちろん、海外の著名な作家の作品も多数紹介しており、
県外から来られたお客様にも大好評をいただいています。コレクション展は年に4回、多彩なテーマを設けて開催します。

第3期コレクション展

平成28年1月5日(木)〜4月16日(日)

名品ベストV

 宮崎県立美術館では、「郷土出身作家及び本県にゆかりのある作品」「わが国の美術の流れを展望するにふさわしい作品」「海外のすぐれた作品」という3つの柱にそって、作品収集を進めています。

 展示室1では、この中からコレクションを代表する国内外の名品、当館が誇るシュルレアリスムコレクションの名品を選りすぐって紹介するとともに、毎回テーマを変え、特定の分野やグループ等にスポットを当てた特集展示も行います。

 今回は、ピカソやクレー、デ・キリコら海外作家、池田満寿夫、靉嘔、泉茂ら国内作家の名品に加え、今年生誕100年を迎える浜田知明の『小さな版画集』全作品を紹介します。多彩なコレクションの魅力をご堪能ください。

作品画像

パウル・クレー
「インテリア」

宮崎の美術V

 明治時代、日本の絵画は急激な社会の変化の中で転換期をむかえます。西洋の表現も取り入れられ、新しい「日本画」を求めた模索が始まりました。この時代に活躍した本県出身の日本画家として、伝統的な狩野派の流れを汲む山水画で力を発揮した山内多門がまず挙げられます。また、同時代に秀麗な美人画で認められていたのが益田玉城です。

 一方、宮崎出身の洋画家では、太い輪郭線と鮮やかな色彩で独自の画風を追究した塩月桃甫が、大正5年に文展(文部省美術展覧会)に入選しています。また、力強い筆づかいで生命力あふれる女性像を描いた山田新一などが中央画壇で活躍しました。

 ここでは、宮崎県を代表するこれらの作家の作品を紹介するとともに、今回は、宮崎の風景などを描いた作品にスポットを当てたコーナー展示も行います。

 本県出身の作家やゆかりの作家による作品の魅力をお楽しみください。

作品画像

益田玉城
「美人図」

あふれるイメージ

 作家の発想の源は様々で、色やかたち、動物や植物、物語などから制作のインスピレーションを得ています。

 ここでは、それぞれ個性的で、豊かな発想から生まれた作品を紹介します。

 泉茂は、自分の中のイメージを、雲形定規の形を構成しながら画面に広げていき、流れるような動きを表現しています。

 山口啓介の作品には、「船」と題名のつくものがいくつかあり、幻を見ているような神秘的な印象を受けます。

 また、新収蔵作品の青木野枝の彫刻と版画を初公開します。青木の彫刻作品は、循環する水をイメージして制作されており、鉄という素材を重さを感じさせない軽やかでしなやかなものへと変身させています。

 作家たちの多彩な「イメージ」の世界をお楽しみください。

作品画像

山口啓介
「胞子を蒔く船」

瑛九の世界V

 宮崎市出身の瑛九(本名:杉田秀夫)は、生涯を通じて常に新しい表現を求め、写真や版画、油彩など様々な技法に取り組みました。またその作風も、初期から晩年に至るまで、印象派やシュルレアリスム(超現実主義)風、抽象的な作品など、多彩に変化しました。

 20代でフォト・デッサン集『眠りの理由』を刊行し、一躍美術界で脚光を浴びた瑛九は、様々な技法や表現を模索した後に、その集大成ともいえる点描による絵画空間へとたどり着きました。

 今回の展示では、油彩や版画など、各領域の代表的な作品に加え、瑛九の美術団体における活動を特集して紹介します。没後60年近くを経て、今なお輝き続ける瑛九作品の魅力をお楽しみください。

作品画像

瑛九
「田園」

みやざきデジタルミュージアム
コレクション展で展示している当館収蔵作品の画像や解説等(一部)がご覧になれます。

名品ベストV

「彼女の会話」 池田満寿夫
「ベルが鳴る」 靉嘔
「インテリア」 パウル・クレー
「女」 浜田知明
「イタリア広場・アリアドネーの目覚め」 ジョルジオ・デ・キリコ

宮崎の美術V

「裸婦」 塩月桃甫
「竹林七賢之図」 山内多門
「村まつり」 彌勒 祐徳
「ふるさとの山 韓国岳の絶壁」 坂本正直
「高千穂峡」 山元春挙

あふれるイメージ

「境界線」 泉茂
「あかいいろだま」 元永定正
「胞子を蒔く船」 山口啓介

瑛九の世界V

「花の散歩」 瑛九
「Visitors to a Ballet Performance」 瑛九
「蝶と女」 瑛九
「田園B」 瑛九
「つばさ」 瑛九

平成28年度コレクション展

展覧会名 内 容 会 期

第1期

名品ベストT
宮崎の美術T
描かれた想い
瑛九の世界T
フィノッティの世界

ピカソやボナール、マッソン、菅井汲、浜口陽三など、国内外の名品を紹介します。また、特集展示として、版画集『アルチュール・ランボー』全作を展示します。
宮崎県を代表する日本画家の山内多門や益田玉城、洋画家の塩月桃甫や山田新一などの作品を紹介するとともに、「水彩の魅力」をテーマに特集展示を行います。
北川民次や絹谷幸二らによる、描かれた人々の喜びや哀しみ、愛情など、様々な想いが表現された作品を紹介します。
瑛九の代表作品とともに、瑛九が刊行した版画集の中から作品を特集して紹介します。
当館のイタリア彫刻コレクションの中から、異質な要素を融合させたフィノッティの作品を紹介します。

平成28年
4/29(金)〜7/6(水)

終了しました。

第2期

たんけんミュージアム2016
アート大かいぼう!
彫刻のヒミツ

だれもがアートを身近に楽しめる恒例の「たんけんミュージアム」。新しい発見と感動があなたを待っています。
彫刻作品のテーマや技法、素材などに着目して、作品の魅力を分かりやすく紹介します。

平成28年
7/12(火)〜10/16(日)
※「彫刻のヒミツ」は8/31まで

終了しました。

第3期

名品ベストU
宮崎の美術U
美しい構成
瑛九の世界U
フォルム

シニャックやルオー、マグリット、海老原喜之助、堅山南風など、国内外の名品を紹介するとともに、「生と死」をテーマに特集展示を行います。
宮崎県を代表する山内多門や塩月桃甫、鱸利彦などの作品を紹介します。また、「日本画の魅力」と題して、川合玉堂らの名品も併せてご覧いただきます。
オノサト・トシノブや十三代 今泉今右衛門など、様々な形や文様などを巧みに構成した作品を紹介します。
瑛九の代表作品とともに、「音楽」をテーマにした作品を特集して紹介します。
彫刻作品の放つ美しさや力強さ、荘厳さなどを、その形態に着目して紹介します。

平成28年
10/23(日)〜12/20(火)

終了しました。

第4期

名品ベストV
宮崎の美術V
あふれるイメージ
瑛九の世界V

ピカソやクレー、デ・キリコ、池田満寿夫、泉茂など、国内外の名品を紹介します。併せて、2017年に生誕100年となる浜田知明の「小さな版画集」を展示します。
宮崎県を代表する益田玉城や山田新一、小野彦三郎などの作品を紹介するとともに、「宮崎を描く」をテーマに特集展示を行います。
山口啓介や泉茂など、あふれるほど豊かな発想から生まれ、観る人が自由に想像して楽しめる作品を紹介します。
瑛九の代表作品とともに、美術団体の活動を資料と併せて紹介します。
平成29年
1/5(木)〜 4/16(日)

過去のコレクション展はこちら(PDFファイル 32KB