宮崎県立美術館
宮崎県立美術館外観 ロビー

コレクション展

当館の収蔵作品を紹介するコレクション展。郷土作家はもちろん、海外の著名な作家の作品も多数紹介しており、
県外から来られたお客様にも大好評をいただいています。コレクション展は年に4回、多彩なテーマを設けて開催します。

平成30年第三期コレクション展

会期:平成30年 9月30日〜 12月16日

 

展示室1『名品セレクション + サーカス』

宮崎県立美術館では、「郷土出身作家及び本県にゆかりのある作品」 「わが国の美術の流れを展望するにふさわしい作品」 「海外のすぐれた作品」 という3つの柱にそって、作品収集を進めています。開館後20年以上を経て、総収蔵点数は4,000点を超え、充実したコレクションになっています。

展示室1では、この中からコレクションを代表する国内外の名品を選りすぐって紹介します。ピカソをはじめとする海外作家の名品、日本美術史に大きな足跡を残した国内作家の名品、そして当館の特色の一つであるシュルレアリスムコレクションの名品とともに、毎回テーマを変え、特定の分野やグループ等にスポットを当てた特集展示も行います。

今回は、「サーカス・道化師」をテーマに、マティス等の作品を紹介します。多彩なコレクションの魅力をご堪能ください。

アンリ・マティス
版画集『ジャズ』より
「空中ブランコ」

展示室2『県西部の画家たち − 宮崎の美術 − 』

明治時代、日本の絵画は急激な社会の変化の中で転換期をむかえます。西洋の表現も取り入れられ、新しい「日本画」を求めた模索が始まりました。この時代に活躍した本県出身の日本画家として、伝統的な狩野派の流れを汲む山水画で力を発揮した山内多門がまず挙げられます。また、同時代に秀麗な美人画で認められていたのが益田玉城です。

一方、本県出身の洋画家では、太い輪郭線と鮮やかな色彩で独自の画風を追究した塩月桃甫が、大正5年に文展(文部省美術展覧会)に入選しています。また、力強い筆づかいで生命力あふれる女性像を描いた山田新一などが中央画壇で活躍しました。

ここでは、宮崎県を代表する作家の作品を紹介するとともに、「県西部の画家たち」をテーマとしたコーナー展示も行います。

本県出身の作家やゆかりの作家による作品の魅力をお楽しみください。

益田玉城
「艶美」

展示室3『瑛九 − 眼をとおして』

宮崎市出身の瑛九(本名:杉田秀夫)は、生涯を通じて常に新しい表現を求め、写真や版画、油彩など様々な技法に取り組みました。またその作風も、初期から晩年に至るまで、印象派やシュルレアリスム(超現実主義)風、抽象的な作品など、多彩に変化しました。

20代でフォト・デッサン集『眠りの理由』を刊行し、一躍美術界で脚光を浴びた瑛九は、様々な技法や表現を模索した後に、その集大成ともいえる点描による絵画空間へとたどり着きました。

今回の展示では、各領域の代表的な作品とともに、瑛九の表現において重要なモティーフであった「眼」が見られる作品を特集して紹介します。没後60年近くを経て、今なお輝き続ける瑛九作品の魅力をお楽しみください。

作品画像

瑛九
「月」

展示室4『チェローリ − フォルムと空間 − 』

マーリオ・チェローリ(1938〜)は、イタリア現代彫刻を代表する作家の一人です。チェローリの作品は、梱包材の薄い板を切り抜いたものが多く、彫刻でありながら平面的な表現が特徴です。

チェローリは、つなげたり重ねたりした板で、人間や動物など身近なもののシルエットをかたどるという独自の技法で制作しています。これにより、従来の肉付けしたり、削ったりして制作された彫刻とは異なる独特なフォルムを生み出しています。また、1968年から舞台美術の仕事も手がけており、それをきっかけに、空間をいかに演出するかをより意識するようになったチェローリは、遠近法など、二次元において三次元を表現する手法を、実際の三次元の空間で提示する表現を追求しました。

チェローリのつくりあげた独特なフォルムと、それによって演出された空間をぜひご堪能ください。

マーリオ・チェローリ
「昇る人と降りる人」

みやざきデジタルミュージアム
コレクション展で展示している当館収蔵作品の画像や解説等(一部)がご覧になれます。

展示室1 藤島武二『台南聖廟』
中澤弘光『海苔とる娘』
ピエール・ボナール『葡萄を持つ女』
ジョルジョ・ルオー『ピエロ』
パブロ・ピカソ『貧しき食事』
アンリ・マティス『版画集「ジャズ」より「サーカス」』
展示室2 野口コ次『抱く』
山内多門『鷹図』
塩月桃甫『少女像』
塩月桃甫『リンゴ』
展示室3 瑛九『籠目の青』
瑛九『空の目』
瑛九『眼が廻る』
瑛九『Visitors to a Ballet Performance』
展示室4 マーリオ・チェローリ『肖像』
マーリオ・チェローリ『昇る人と降りる人』

平成30年度コレクション展

※内容等につきましては、都合により変更する場合があります。

展覧会名 内 容 会 期

第1期

名品セレクション
+フィニーの版画


ある情景 −宮崎の美術−


瑛九−シュルレアリスムの表現


ポモドーロ 破壊と創造


 

ピカソやクレー、デ・キリコ、川合玉堂、須田国太郎など、国内外及びシュルレアリスムの名品を紹介するとともに、昨年度新収蔵となったフィニーの挿画集『サラゴサ手稿』を初公開します。
宮崎県を代表する画家、塩月桃甫や益田玉城などの作品を紹介するとともに、「ある情景」をテーマとして、坂本正直や仲矢勝好などの油彩画を展示します。また、山内多門「十六羅漢之図」を初公開します。
瑛九の代表作品「旅人」、「つばさ」などとともに、瑛九が取り組んだシュルレアリスムの表現による作品を特集展示します。
イタリア現代彫刻を代表する作家の一人であるアルナルド・ポモドーロが作品に込めた思いを紹介します。(※5月27日まで)

4/13(金)〜
7/1(日)

終了しました

第2期

たのしむ美術館

 

子どもから大人まであらゆる人に美術をお楽しみいただける展覧会です。すてきな発見や感動が待っています。

7/7(土)〜
9/24(月・休)

終了しました

第3期

名品セレクション
+サーカス

県西部の画家たち
−宮崎の美術−

 

瑛九−眼をとおして

チェローリ フォルムと空間
彫刻と素材

 

シニャックやルオー、ダリ、藤島武二、中澤弘光など、国内外及びシュルレアリスムの名品を紹介するとともに、「サーカス・道化師」をテーマにピカソやマティスらの作品を特集展示します。

宮崎県を代表する画家、山内多門や塩月桃甫の作品を紹介するとともに、都城市出身の野口徳次など宮崎県西部にゆかりのある作家たちの作品を展示します。

瑛九の代表作品「Visitors to a Ballet Performance」、「月」などとともに、瑛九表現において重要なモティーフであった「眼」が見られる作品を特集して紹介します。

フォルムと空間にこだわり続けたイタリアの彫刻家マーリオ・チェローリの作品を紹介します。
ブロンズ、蝋など、様々な素材の違いに着目して、イタリア彫刻作品の魅力を紹介します。

9/30(日)〜
12/16(日)

 

第4期

名品セレクション
+菅井汲

特集 山田新一
−宮崎の美術−



靉嘔の見た虹
瑛九−宮崎にて

 

ボナールやクレー、マグリット、三岸好太郎、堅山南風など、国内外及びシュルレアリスムの名品を紹介するとともに、2019年に生誕100年を迎える菅井汲の作品を特集展示します。

宮崎県を代表する画家、山内多門や塩月桃甫などの作品を紹介するとともに、9月に生誕120年を迎える洋画家山田新一にスポットをあて紹介します。

様々なモティーフに虹を重ね、創造性豊かな作品をつくり出した靉嘔の作品を紹介します。

瑛九の代表作品「宮崎郊外」、「田園B」などとともに、宮崎での活動や交流のあった作家などを特集展示します。

12/21(金)〜
4/7(日)

過去のコレクション展はこちら(PDFファイル 32KB